2018/7/25

他人の目を気にして自分を抑える必要はないと思うけど、

抑圧されてない自分は誰かに迷惑をかけていないだろうか。

誰のために抑圧するのか、誰のために抑圧しないのか。

線引きは自分でできるのか。

誰かに迷惑をかけそうなら当人に聞いてもいいだろう。聞くことができる関係ならば。

聞かないことが互いの関係に妙な歪みを生じなくて済む場合もある。

逆に聞くことで仲が深まることもある。

果たして自分と相手はどちらだろうか。

 

こんな問いかけを繰り返す必要のない溌溂な性格だったらよかったのに。

 

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症パーキンソン病はレビー小体が脳に存在する点で同一であり、

 

違いはその分布が中脳黒質か大脳皮質かということ。

 

臨床症状として

・認知機能の時間的変動

・幻視・妄想

 生々しい幻視(虫子供小動物多い)妄想は誰かがいる、二階に住んでるといった誤認妄想

・パーキンソニズム

・垂直性眼球運動障害

・構語障害                 など

 

治療

1.認知機能障害に対して   塩酸ドネペジル

2.幻視や精神症状に対して   塩酸ドネペジル

3.パーキンソニズムに対して   レボドパ

 

抗精神病薬は症状を悪化させうるので使用には注意する。

 

 

パーキンソン病の非運動症状について

 パーキンソン病では安静時振戦、無動、筋強剛、姿勢反射障害の四大症状のほかに

 

自律神経症状や精神症状が出現する。

 

自律神経症

・便秘、排尿障害

・起立性低血圧

 

精神症状

抑うつ、不安

認知症

睡眠障害

 

その他

・Myerson徴候・・・眉間を繰りかえし叩く。健常人では慣れて数回で瞬きを停止する

が、Parkinson患者では長時間持続される。

・嗅覚障害

・REM睡眠行動障害

 

筋萎縮性側索硬化症Amyotrophic Lateral Sclerosisについて

ALSでは脊髄の側索(錐体路はここを通って前角へ向かう)の変性、前角の萎縮が起きる。

このため、ALSでは運動神経が障害されるが感覚・自律神経は障害されない。

 

運動ニューロンの障害は下位から始まり徐々に上位、最後に球麻痺(延髄)に至る。

 

脳神経のうち運動神経成分があるもので延髄に起始核があるもの(Ⅸ、Ⅹ、Ⅻ)が障害され、これを球麻痺という。

 

球麻痺症状:嚥下障害、構音障害(Ⅸ.Ⅹ)舌萎縮・線維束性収縮(Ⅻ)

 

錐体路症状:腱反射亢進、病的反射出現、痙性麻痺

 

脊髄前角細胞症状:四肢の筋力低下、筋萎縮、線維束性収縮

 

陰性症状(ALSには起こらない症状のこと)

四大陰性症状

1.他の脳神経症状(眼球運動障害)

2.他覚的感覚障害

3.膀胱直腸障害

4.褥瘡(自律神経が障害されないため皮膚血流が保たれている)

 

<病理所見>

前角細胞内にBunina小体という好酸性の封入体がみられる。

筋生検では、全角細胞の変性を反映して群集萎縮(まとまった萎縮)がみられる。